Work is Silver

気仙沼事務所の求人に対しては、昨年のとあるタイミングから、

年齢層が高めの肩からの応募も急増するようになっていました。

 

実は、この活動を始めた当初(春)は、

60歳以上の応募者には「おじいちゃん達にこの仕事はきついはず」と、

シルバー人材センターの連絡先を教えて、そちらに促していたのです。

 

しかし、どうしても働きたいという彼らの熱意に負けて、

その「とあるタイミング」から、年齢に上限を設けるのをやめました。

事務所がマネージメント出来る範囲で、

どんな応募者に対しても、各々にあった仕事を提供できれば良いのだと。

 

そこで、実験的に60過ぎのメンバーが増やしていきましたが、

実はそのたびに「腰を壊したりしないかな」と心配していました。

でもね、これが本当にいらぬ心配。笑

70過ぎても現役で船を出す海の男達は、そして浜の女性は、

逞しく、慎ましく、働いてくれています。

 

考え直させられるのが、「働く」ということの意味。

どうしても

・インカムジェネレーター(収入創出)

としてのみ捉えがちになってしまいますが(これも重要ですが)、

・やりがい、生きがい

といった、働き手のきもちの側面は、本当に掛け替えの無い物です。

 

働いているという実感、誰かの役に、社会の役に立っているという実感、

それが人の心にもたらすもの、

それに年齢なんて関係ないのかもしれません。

 

そんな中、1月半ばに1名のメンバーが退職しました。

「働くことで生きてる感じがする」と言いながら頑張っていた元消防士。

誰よりも腰が低く、誰よりも挨拶の声が高く、一生懸命な紳士でした。

 

年末の健康診断で前立腺に影が見つかり、再検査をしなければならない中、

活動を続けるか迷いましたが「今の現場だけはみんなとやりきりたい」と、

気仙沼市鹿折の莫大な規模の倉庫のしごとを最後までがんばってくれました。

< 上:Before > <下:After>

 

最終日、みんなの前で挨拶がしたいと前に出た時、

涙を流しながら、「ここで皆さんと働けて本当に良かった」と言ってくれました。

 

ここがそんな職場になることが出来たのは、

色んな思いを共有できている、同僚のメンバー1人1人のおかげだと思います。

(震災とか、地域とか、口うるさいプロジェクトマネージャーの愚痴とかね)

 

一緒に笑って、一緒に悩んで、一緒に働きながら、

一緒に作る環境。じゃなきゃそんな風に泣けないんじゃないかな。

 

いい場所だなぁ。

「コミュニティ」 って、これのことを指すのかも。

 

Speech is silver, silence is golden (雄弁は銀、沈黙は金)という諺がありますが、

実は、silverの方が高価値だった時代の言葉だという説を聞いたことがあります。

 

うちの Silver 人材は、ピカピカです。

Gold = 金 = Cash そのものだけが、価値じゃないんでしょうね。

そんな思いで、柔軟な Cash For Work を目指してやっています。

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keisukehattori

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